航空会社情報の記事一覧

 全日本空輸(ANA/NH)は7月4日、ボーイング787-9型機の中距離国際線仕様機を新たに導入すると発表した。今月下旬に引き渡される機体(登録予定番号JA879A)が同仕様の初号機となる。

 今回受領する機体は、8月上旬から羽田?シンガポール線に就航し、8月下旬に羽田?香港線へ投入。その後は羽田発着のバンコク線などにも投入を計画している。

 座席数は246席で、ビジネス40席、プレミアムエコノミー14席、エコノミー192席。すでに就航している長距離国際線仕様の215席(ビジネス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー146席)と比べ、ビジネスが8席、プレミアムエコノミーが7席減るのに対し、エコノミーは46席増える。

 シートは長距離国際線仕様と同一。ビジネスはフルフラットシートで、スタッガード配列(1-2-1席)を採用し、プレミアムエコノミーは横1列7席(2-3-2席)、エコノミークラスは同9席(3-3-3席)となる。

 全クラス共通サービスとして、長距離国際線仕様と同じく各席の個人用モニターでテレビ番組をリアルタイムに視聴できるサービス「ANA SKY LIVE TV」を導入。有料の機内インターネット接続サービス「ANA WiFi サービス」も提供する。

 ANAは787のローンチカスタマー。初号機となる787-8の中距離国際線仕様機(登録番号JA801A)を、2011年9月25日に受領した。現在は標準型の787-8を36機、長胴型の787-9を44機、超長胴型となる787-10を3機の計83機を発注済みで、787の発注数としては世界最多となる。これまでに787-8を36機、787-9を11機の計47機を受領済み。

 同社初の787-9となる国内線仕様機(登録番号JA830A)を、2014年7月に受領。長距離国際線仕様の初号機(登録番号JA836A)は、2015年4月に受領している。中距離国際線仕様の登場で、ANAの787-9は3仕様となる。
 インドネシアは、地場航空大手3社が欧州連合(EU)への乗り入れが可能となる見込みだ。EUの政策執行機関の欧州委員会によると、インドネシアの格安航空会社(LCC)最大手ライオンエア、同社の通常便子会社バティック・エア、ナショナル・フラッグ・キャリアのガルーダ・インドネシア航空のLCC子会社シティリンクの3社がEUへの乗り入れ規制対象リストから外れたもようだ。現地紙ジャカルタ・グローブなどが報じた。

 インドネシアは国全体の航空安全規則が不十分とされ、2007年に全航空会社がEUへの乗り入れを禁じられた。その後、ガルーダや、アジアLCC最大手エアアジアの子会社インドネシア・エアアジアなどは乗り入れ禁止を解除され、今回の措置を受けて大手はEUへの就航がほぼ解禁となった。ただし、長距離LCCのインドネシア・エアアジアXなどおよそ50社のインドネシア勢が依然として規制対象となっている。

 今回の規制解除を受け、インドネシアの各社からは欧州委員会の決定を歓迎する声が上がっている。シティリンク幹部は「安全基準が国際的な水準に達しているという、お墨付きが得られた」と述べ、世界の国際線大手との提携も道が開けたとの考えを示した。

 ライオンエア幹部も「安全向上に注力してきた成果」と喜びをあらわにし、今後もバティック・エアを含めて安全対策を続け、改善に努めていきたいと意欲を示した。

 同社は、ここ数カ月にわたって遅延や滑走路のオーバーランなど事故が相次ぎ、運行管理面の問題を指摘されていたが、乗客の死亡に至る事故は04年を最後に発生していない。

 シティリンク幹部は、国内LCC市場でライオンエアやエアアジアとの競争が激化していると指摘し、EUへの新規就航については「当面は見合わせる」とした。中所得層の増加などでインドネシアの航空市場は成長が確実視されるなか、各社の戦略やサービスが問われる厳しい戦いが今後も続いていきそうだ。

シンガポールのチャンギ国際空港(Changi International Airportで27日、離陸した伊ミラノ(Milan)行きのシンガポール航空(Singapore Airlines)の旅客機が、エンジンオイルに関する警報を受けて引き返し、緊急着陸した滑走路上で炎上した。乗客222人、乗員19人に負傷者はいなかった。

 炎上したのはボーイング(Boeing)777-300ER型機のシンガポール航空SQ368便。同航空によると、現地時間午前6時50分(日本時間同7時50分)ごろ、チャンギ国際空港に着陸した後、右側のエンジンから出火した。火は空港の緊急チームが消し止めた。

 日本航空(JAL/JL、9201)は6月18日、ビジネスクラスに新シートを導入した国際線用ボーイング777-200ER型機の新仕様機「スカイスイート777」を、羽田?バンコク線(JL031/034便)に就航させた。年明けからはホノルル路線にも投入する。

 JALは777-200ERを11機保有しており、東南アジアやハワイなど国際線中距離路線に投入。18日に改修初号機(登録番号JA701J)が就航後、2017年度内に全機の改修を終える。JALが国際線で運航するワイドボディー機では、777-200ERが新仕様への最後の改修となった。

 座席数は3クラス236席で、ビジネスクラスの新シート「スカイスイートIII」が42席、プレミアムエコノミー「スカイプレミアム」が40席、エコノミー「スカイワイダー」が154席。従来の3クラス仕様機の245席と比べると総座席数は9席少なく、ビジネスを14席減らし、エコノミーを5席増やした。ビジネスクラスは、横1列4席の1-2-1席配列。フルフラットシートを斜めに配置するヘリンボーン配列をJALでは初採用し、全席から通路へアクセスできる。

 ベッドポジションでは、足もとまで十分なスペースを確保。中央2席は、ベッドポジションにした際に進行方向左側席はシートが下へ、右側席は上に移動することで、足もとスペースが上下に立体交差している。各席ごとのプライバシーを確保するとともに、ホノルル線などカップルでの利用が見込まれる路線にも投入するため、隣席の同行者と会話が出来る構造を採り入れた。

 個人モニターは、現行仕様機が9インチから10.4インチであるのに対し、17インチに大型化。パソコンで作業しやすい収納式大型ダイニングテーブルや、500mlのペットボトルをはじめ身の回り品を収納できるスペース、パソコン用電源、スマートフォンの充電などに使えるUSBポート、4段階の調節が出来るLEDライトを装備する。ベッド長は最大約198センチ、ベッド幅は同74センチ、アームレスト間のシート幅は約51-52センチとなっている。また、全席から通路へアクセスできる。

 IFE(機内エンターテインメントシステム)は、787の新仕様機「スカイスイート787」と同じく、最新の「MAGIC-VI」を導入。仏タレス製のシステムで、映画やビデオ、音楽など300以上のプログラムが楽しめる。また、モニターに触れた状態で指を滑らせる「スワイプ操作」に対応している。

 無線LANによる機内インターネット接続サービス「スカイWi-Fi」も提供。米パナソニックアビオニクス製の航空機内インターネット接続サービス「eXConnect」を採用する。また、ビジネスクラスのラバトリー(洗面所)には、温水洗浄便座「ウォシュレット」を設置した。

 プレミアムエコノミークラスは横8席の2-4-2配列、エコノミークラスは横9席の3-4-2配列を採用。エコノミーは、夫婦や恋人同士、家族連れなど、さまざまな乗客のニーズに合わせ、各席から通路へ出入りしやすい配列を取り入れた。

 初便となった18日の羽田発バンコク行きJL031便は、乗客232人と乗員14人(運航乗務員2人、客室乗務員12人)の246人を乗せ、午前11時25分に出発。乗客には出発時に記念品のバインダーが配られた。

 出発して右エンジンを始動後、外気を吸い込んで空調に使う「ブリードシステム」に不具合が生じたことから、午前11時46分に駐機場へ戻った。整備を終えて午後0時49分に出発し、午後1時3分にA滑走路(RWY16R)から離陸した。

 バンコクには定刻より1時間14分遅れとなる、現地時間午後4時54分に到着した。JL031便の新仕様機の投入路線は羽田?バンコク線を皮切りに、8月から羽田?シンガポール線、年明け2017年初から羽田?ホノルル線と関西?ホノルル線、同年春からは成田?ホノルル線、中部?ホノルル線にも投入を予定している。時刻表の表記は「SS2」で、長距離路線用777-300ERの「SS7」と区別する。

 フルフラットシートの採用など、新仕様への初改修となった長距離路線用機材777-300ER「スカイスイート777」は、2013年1月9日に就航。2013年12月1日から767-300ERの「スカイスイート767」が、2014年12月1日から787-8の「スカイスイート787」が就航し、当初から新仕様機として設計された787-9は、2015年7月1日に就航している。
 日本航空(JAL)は10日、18日から羽田?バンコク線を皮切りに中距離国際線に導入する新しいビジネスクラスのシートを装着したボーイング777?200ERを報道陣に公開した。

 新シートは「JAL SKY SUITE3」で、これまで長距離国際線に導入していた「JAL SKY SUITEシリーズ」の最新型になる。窓側左右各1席と中央2席の計42席を設置した。全席が通路に面しており、中央にある2席は斜めに向かい合わせになった状態で、足が上下に立体的に交差するような珍しい配列を採用することで、フルフラットになる。

 また、最も多い154席が設置されるエコノミークラスは、左側3席、中央4席、右側2席とこちらも世界的にはあまり採用されていない配置だ。JALによると、今後のホノルル線などで家族連れが使いやすいようにした配列という。このほか、エコノミーよりもやや広いプレミアムエコノミー席も40席設置した。

 JALは新シートを採用した機材を羽田?バンコク線に就航後、8月には羽田?シンガポール線に投入する予定だ。17年中にはJALが保有する11機全てのボーイング777?200ERを新シート仕様に改修し、羽田や関西、中部、成田とホノルルを結ぶ路線に就航させる。
エールフランス航空の複数のパイロット組合より2016年6月11日?14日のストライキ
に関する事前通達がなされました。現在以下の便の運休が決まっています。

6月11日(土) パリ(シャルルドゴール空港発)
6月12日(日) 日本発


詳細につきましてはエールフランス航空ホームページよりご確認ください。

 日本航空(JL)は4月から7月までの発券分に続き、8月と9月の発券分の航空券についても、引き続き燃油サーチャージを徴収しないと発表した。今年4月から5月までのシンガポールケロシン市況価格が1バレルあたり平均52.28米ドルとなり、円貨換算額が5726円となったことを受けたもの。

 なお、全日空(NH)もJLと同様の適用基準を設けているため、8月から9月までの発券分については燃油サーチャージを徴収しない見込み。

 ユナイテッド航空(UA)は12月、新たなビジネスクラスシート「ユナイテッド・ポラリス」を導入する。12月に導入するボーイングB777-300ER型機に搭載する予定で、17年からはB787-10型機、B767-300型機、B777-200型機、エアバスA350-1000型機にも順次搭載する予定。導入する路線については未定としている。

 新たなシートは最大約2メートルのフルフラットシートで、全席から直接通路にアクセスできるよう配置。各シートにはムードライトや収納スペース、16インチのスクリーンなどを備える。キャビン中央の座席は、電動式の「プライバシーディバイダー」で仕切ることが可能。

 寝具には米国の百貨店「サックス・フィフス・アベニュー」と共同開発したオリジナル製品を用意。フライト時間が12時間以上の路線では、希望に応じてパジャマも提供する。アメニティキットも刷新し、ラベンダーの香りの枕用スプレーや、アイマスクなどを提供する。

 加えて、12月1日にはシカゴ・オヘア国際空港に「ユナイテッド・ポラリス」のラウンジを開設。ラウンジ内には仮眠用ベッドやシャワールームなどを設ける予定で、その後はロサンゼルス、サンフランシスコ、ヒューストン、ニューアーク、ワシントン・ダレス、成田、香港、ロンドン・ヒースローにも開設するという。

 日本航空(JL)は5月20日、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)およびフィンエアー(AY)と実施している日本/欧州線の共同事業にイベリア航空(IB)を追加するため、国土交通省に対して独占禁止法の適用除外(ATI)を申請した。IBは今年10月18日から、約18年ぶりに成田/マドリード線の運航を再開する予定で、同じワンワールドに加盟する同社とも共同事業を展開することで、事業のさらなる強化をはかる。5月20日には日西政府が、成田空港を含むオープンスカイに合意したところ。

 JLは2012年10月にBA、14年4月にAYとの共同事業を開始。日本/欧州線の直行便と、それに接続する欧州内および日本国内の路線について、共同事業を展開している。

19日にパリからカイロに向かう途中で消息不明になったエジプト航空機MS804便(エアバスA320型機)について、フランスのオランド大統領は墜落が確認されたと発表した。66人の乗客・乗員が搭乗していた。

同機は、地中海の東部上空を飛行中のエジプト時間午前2時半(日本時間午前9時半)ごろ、エジプト領空内に入って間もなく消息を絶った。

オランド仏大統領は「何が起きたのか、事実が得られた後に結論を下す。事故なのか、それとも我々の念頭にあるテロなのか」と述べ、墜落の原因について結論を下すのは時期尚早との見方を示した。

ギリシャ防衛相は、MS804が「急旋回」し、高度を急激に下げてからレーダー上から姿を消したと話した。

ギリシャのカルパトス島から南の海域で、ギリシャとエジプト軍が大がかりな捜索を展開している。フランスも捜索に船や飛行機を提供すると申し出ている。

乗客数は3人の子どもを含む56人。乗員は7人で、このほか保安要員3人が搭乗していた。

乗客の国籍は、エジプト人30人、フランス人15人、イラク人2人、英国人1人のほか、カナダ、ベルギー、クウェート、サウジアラビア、アルジェリア、スーダン、チャド、ポルトガル各国が含まれる。

MS804便はパリのシャルル・ド・ゴール空港を現地時間の18日午後11時9分(日本時間19日午前6時9分)に出発。カイロに現地時間の19日午前3時過ぎに到着予定だった。 

エジプト航空によると、MS804便は高度3万7000フィート(1万1300メートル)で飛行していた。エジプト領空に入って間もなく、カイロ時間で午前2時45分(日本時間午前9時45分)にレーダーから機影が消えたという。

最後に連絡を取ったとみられるギリシャの管制官は、同機がアテネの南東にあるケア島上空を飛行中にパイロットとやり取りしている。同国民間航空局の担当者はロイター通信に対し、パイロットから「問題があるような話はなかった」と語った。

一方で、ギリシャのカメノス防衛相は記者会見で、エジプト領空に入ったMS804便は「90度左に方向を変えてから360度右に旋回した」後、高度を下げたと説明した。

旅客機追跡サイト「 flightradar24.com」によると、消息を絶った航空機はパリ?カイロ間の前には、エリトリアの首都アスマラからカイロ、カイロからチュニジアの首都チュニス、チュニスからカイロ、カイロからパリを飛んでいた。

エジプトの地元テレビによると、エジプトのイスマイル首相や乗客らの家族がカイロの空港に集まっている。

航空アナリスト、アレックス・マチェラス氏はBBCに対し、エアバスA320型機は短距離の格安航空のフライトに使用されるケースが多く、「安全実績は非常に良い」と話した。

今年3月には、エジプト航空の国内便が乗客にハイジャックされ、キプロスのラルナカ空港に緊急着陸している。

また、昨年10月にはエジプトのリゾート地シャルムエルシェイクをたったロシア旅客機がシナイ半島で墜落している。