航空会社情報の記事一覧

ルフトハンザ、ソチオリンピック開催でフランクフルト/ソチ線を就航

Experience the Winter Olympics and Paralympics live with Lufthansa

ルフトハンザ・ドイツ航空は2014年1月24日から、フランクフルト/ソチ線に就航します。ルフトハンザはドイツのオリンピック、パラリンピックチームの公式航空会社で、競技に参加する選手、大会関係者を輸送するほか、観客、メディアなどを幅広く運びます。機材はA321を使用する予定です

マレーシア航空、成田/コタキナバル線開設、10月末から?関空線は運休

マレーシア航空(MH)は10月28日から、成田/コタキナバル線を再開する。MHは2010年11月に羽田/コタキナバル線を開設し、成田/コタキナバル/クアラルンプール線をクアラルンプール直行便に変更。2012年2月に羽田線を運休後、東京/コタキナバル間は運航していなかった。

 MHによると、需要動向や、サバ州政府観光局やマレーシア政府観光局、日本旅行業協会(JATA)をはじめとした関係者の要望もあり、復活を決定。羽田線ではなく成田線を復活させた理由としては、羽田/マレーシア間の発着枠がすでに埋まっているためとした。羽田/マレーシア間は2009年に開催された2国間の航空当局間協議により、両国の航空企業でそれぞれ週7便まで運航可能としており、現在エアアジアX(D7)が週7便で羽田/クアラルンプール線を運航している。

 成田/コタキナバル線は月、木、土曜日の週3便で運航し、機材はボーイングB737-800型機を利用。ビジネスクラス16席、エコノミークラス144席の合計160席とした。

 ロードファクターの目標は75%。運航再開にあたり、コタキナバル自体の認知をさらに高め、継続した需要へと繋げたい考えだ。今後は今夏から大規模な消費者向け広告プロモーションを展開し、露出を高めていく。さらに、マーケティング活動も強化していくとした。

 また、成田線の復活に伴い、現在週2便で運航中の関空/コタキナバル線は10月24日を最後に運休。MHによると、市場の動向をふまえ路線の見直しをおこなった結果、運休を決定したという。

ユナイテッド航空、デンバー線「非常に好調」?日本発は乗継8割

ユナイテッド航空(UA)が6月11日から運航中の成田/デンバー線が好調だ。UA広報部によると、ロードファクターは明かさなかったものの、エコノミー、ビジネスクラスとも「基本的に非常に好調で、予想以上に利用者が多い」といい、全体的にほぼ満席の状況が続いているとした。

 乗客は、日本発の乗客、アジア発の乗客、アメリカ発の乗客がそれぞれ3分の1ずつの割合。成田/デンバーの往復よりも、両空港からのネットワークを生かした乗継需要が多く、成田発の場合は8割がデンバー以遠への乗継となっている。

 デンバー以遠については、コロラド州内の乗継に加え、同州周辺のラスベガスやソルトレイクシティへの訪問者が多い。一方、デンバー発の場合は日本国内やアジアへの乗継がメインで、UAに加え、全日空(NH)のネットワークを活用しているという。

 今後はビジネス、レジャー双方をターゲットに需要の取り込みをはかっていく考えで、例えばレジャーではパッケージ商品において、コロラドとラスベガスを組み合わせるなど、周遊パッケージを強化していきたいとした。

 なお、成田/デンバー線はボーイングB787型機で運航中。UA広報部によると、乗客からは湿気が十分ある、地上と変わらない、乗り心地がよいと好評だという。B787については、8月上旬から成田/ロサンゼルス線にも導入する計画だ。

全日空、シカゴ線増便は9月から?MUC、SEA、SINにB787も

全日空(NH)は9月1日から、成田/シカゴ線をダブルデイリー化する。当初は6月の増便を予定していたが、ボーイングB787型機の運航停止により延期していた。増便により、アジア/北米間の接続需要も取り込み、ネットワークキャリアとしてのビジネスモデルをさらに強化するという。運航機材はB777-300ER型機。

 また、9月から10月にかけて成田発着のミュンヘン、シアトル、シンガポールの各路線にボーイングB787型機を順次投入。ミュンヘンは9月1日、シアトルは9月20日、シンガポールは10月1日の予定だ。ミュンヘンとシアトルは長距離国際線用のB787型機を導入することで、全席が通路に面したフルフラットのビジネスクラスシート「ANA BUSINESS STAGGERED」が利用可能になるという。

 このほか、成田/上海線では、現在週21便のうち7便をB777-200ER型機、14便をB767-300ER型機で運航しているが、9月30日以降はB767-300ER型機を投入している14便のうち7便をB777-300ER型機に変更する。

 なお、NHではシカゴ線の増便を記念した期間限定割引運賃として、「エコ割プレミアム シカゴスペシャル」と「エコ割 シカゴスペシャル」を設定。例えば後者ではシカゴやボストン、オーランドなどについて6万2000円から設定。また、トロントやオタワは5万7000円から、フィラデルフィアは8万2000円からなどとしている。販売は7月5日から8月31日までで、日本出発対象期間は9月1日から9月30日まで。

ユナイテッド航空、燃油サーチャージ値下げ

 ユナイテッド航空(UA)は8月と9月の発券分について、日本発の燃油サーチャージ額を値下げする。米国本土と中南米線は片道2万3500円を2万2100円とするほか、ホノルルは1万5000円を1万3500円に改定。最も低額なソウル線では2200円を2000円とする。このほか詳細は下記の通り。


▽UA燃油サーチャージ(2013年8月1日?9月30日発券分、片道)
(方面:改定後/改定前)
米国本土:2万1000円/2万3500円
中南米:2万1000円/2万3500円
ホノルル:1万3500円/1万5000円
シンガポール、バンコク:1万500円/1万1500円
グアム、サイパン、ロタ、パラオ:6500円/7000円
その他ミクロネシア、マニラ:1万円/1万500円
ケアンズ:1万4000円/1万5000円
香港:5500円/6000円
ソウル:2000円/2200円

中国国際航空、関空/天津線に就航へ、大連経由

中国国際航空(CA)は7月23日、関空/大連/天津線に週3便で就航する。使用機材はボーイングB737-800型機。就航後、CAが日本から路線を開設する都市は北京、上海、成都、大連、重慶、深セン、天津の7都市となる。運航スケジュールは下記の通り。


▽CA、関空/大連/天津線運航スケジュール
CA152便 KIX 09時50分発/DLC 11時20分着・12時20分発/TSN 13時20分着(月、水、土)
CA151便 TSN 15時35分発/DLC 16時30分着・17時30分発/KIX 20時50分着(日、火、金)
※関空発は7月24日運航開始

日系2社、燃油サーチャージ値下げ?欧米片道2.1万円

日本航空(JL)と全日空(NH)はそれぞれ、2013年8月1日から9月30日発券分までの燃油サーチャージの値下げを国土交通省に申請した。これは、2013年4月から5月のシンガポールケロシン市況価格の平均が、1バレルあたり115.94米ドルになったため。

 方面別では、JL、NHとも北米、欧州、中東、オセアニア線が2500円減の2万1000円、インドネシア、インド、ハワイ線が1500円減の1万3500円となった。詳細は下記の通り。


▽JL、燃油サーチャージ額(2013年8月?9月)
路線/改定後/現行
韓国・極東ロシア/2000円/2200円
中国、台湾、香港/5500円/6000円
グアム、フィリピン、パラオ、ベトナム/6500円/7000円
タイ、シンガポール、マレーシア/1万500円/1万1500円
インドネシア、インド、ハワイ/1万3500円/1万5000円
北米、欧州、中東、オセアニア/2万1000円/2万3500円

▽NH、燃油サーチャージ額(2013年8月?9月)
路線/改定後/現行
韓国/2000円/2200円
中国、香港、台湾、マカオ/5500円/6000円
ベトナム、フィリピン、グアム、サイパン/6500円/7000円
タイ、シンガポール、ミャンマー/1万500円/1万1500円
ハワイ、インド、インドネシア/1万3500円/1万5000円
欧州、北米(ハワイ除く)中東、オセアニア/2万1000円/2万3500円

ANA、エアアジアJを完全子会社化へ ブランドも変更

ANAホールディングス(全日本空輸)が、傘下の格安航空会社(LCC)エアアジア・ジャパンを年内にも完全子会社にする見通しであることがわかった。マレーシアのアジアLCC最大手エアアジアとの合弁だが、エアアジアの持ち株をすべて買い取って提携を解消し、ブランド名も変える。

 昨年8月に国内線で就航したエアアジア・ジャパンは利用率が全路線の平均で6割程度と、目標の8割を下回って伸び悩んでいる。ANAとしては、エアアジア主導の運営を見直し、業績のてこ入れを図る目的がある。インターネット以外でも航空券を買いやすくするなど、営業戦略を工夫するという。

 今秋までは「エアアジア・ジャパン」のブランド名で運航を続ける。その後は未定だが、ANAが出資して関西空港を拠点に就航しているLCC「ピーチ・アビエーション」に統合する可能性もある。

 エアアジア・ジャパンは現在、ANAが51%、エアアジアが49%を出資する。成田や中部から国内5路線、国際3路線を運航している。

エミレーツ、羽田/ドバイ線初便は満席?ドバイ以遠需要に期待

エミレーツ航空(EK)は6月3日、羽田/ドバイ線を就航した。羽田はEKにとって日本で3番目、ネットワーク全体で134番目の就航地となる。6月4日に開催した記者会見で、EKパッセンジャー・セールス・ワールドワイド、執行副社長のティエリー・アンティノリ氏は「羽田は我々のネットワークの中で重要な役割を持っている。羽田就航は日本へのコミットメントを表すもの」と同路線の重要性を強調した。

 羽田/ドバイ線はボーイングB777-200LR型機で運航。ファーストクラス8席、ビジネスクラス42席、エコノミークラス216席の計266席だ。アンティノリ氏によると、ドバイ発羽田の初便は160席が埋まった。一方、羽田発ドバイの初便は満席であり、「日本の市場からは非常に良い反応を得ている」という。

 同路線のターゲットはビジネスと観光双方で、ドバイ以遠への乗継が主となる見込みだ。アンティノリ氏は「(羽田線の就航で)羽田/ドバイ/アフリカ30都市間の接続がより効率的におこなえるようになった」とEKのネットワークを強調。特にビジネスでの利用に期待を示した。

 日本支社長のリチャード・エンゲルマン氏も「羽田はビジネス、とくにアフリカを訪問先に考える人にととって利便性の高いコネクション」とアピール。日本発が深夜であるため仕事帰りにも利用でき、ファーストクラス、ビジネスクラスについてはハイヤーによる無料送迎サービスが提供しているという。

 一方、羽田線は観光客の需要も強いとの考え。アンティノリ氏はドバイ乗継でのインド洋への需要の可能性を示唆。EKはドバイから、1日あたりモルジブに3便、セイシェルとモーリシャスにそれぞれ2便就航しており、ハネムーナーの利用を見込んでいるという。

 また、エンゲルマン氏は同社が運航する成田/ドバイ線について言及。成田/ドバイ線はドバイ以遠への観光での乗継を考えると利便性が高いとし、羽田との棲み分けをはかりたいとした。成田線については、このほど機材をエアバスA380からB777に変更。アンティノリ氏はその理由を「キャパシティの問題」とし、「需要が今後次のステップにあがったら、A380をまた戻せばいい」と述べた。

全日空、国際線手荷物規則を変更へ、エコノミー1個23kgに

全日空(NH)は6月1日発券分から、国際線の受託手荷物規則を変更する。規制緩和などにより航空各社の規則が複雑化する中、ユナイテッド航空(UA)やルフトハンザ・ドイツ航空(LH)などのパートナー航空会社とルール統一をはかるという。

 変更点は、まずエコノミークラスで無料手荷物許容量の個数を2個から1個に削減。また、全クラス共通で1個あたりのサイズを3辺合計で現行の203センチメートルから158センチメートルとする。ベビーカーや幼児用の揺りかご、チャイルドシートは従来通り無料で受け付ける。

 エコノミークラスの個数削減に合わせて、超過手荷物料金も設定。アジア・オセアニア/北米・ハワイ・南米・欧州・アフリカ・中東間の路線については、2個目を9000円/100米ドル/75ユーロとし、3個目以降は1万5000円/200米ドル/150ユーロを徴収する。

 日本国内を除くアジア・オセアニア内路線と、欧州・アフリカ、中東内路線については、2個目を5000円/70米ドル/50ユーロ、3個目を9000円/100米ドル/75ユーロとする。このほか、重量・サイズの超過についても料金を設けており、さらに国際航空券で国内線を利用する際の国内区間についても規則を定めた。

 また、ペット料金については米ドルやユーロの料金を新たに設定。一方、スポーツ用品と楽器の特別取り扱いを開始し、これらの荷物で3辺の合計が203センチメートル以内であれば超過料金を適用しない。このほか、スターアライアンスゴールド、ANAブロンズメンバーに対するNH運航便での優遇策も変更している。

 なお、機内持ち込み手荷物と身の回り品のサイズについては55センチメートル、40センチメートル、25センチメートル、3辺合計115センチメートルから変更しない。