航空会社情報の記事一覧

全日空、新潟/成田線を新規開設、福岡/宮崎線を運航再開?3月25日から

 全日空(NH)は3月25日、新潟/成田線を新規開設し、デイリー運航を開始する。また、福岡/宮崎線はダブルデイリーで運航を再開する。新潟/成田線の開設により、成田空港での国際線との乗り継ぎが可能となり、新潟からの海外旅行や海外から新潟を訪れる人の利便性が向上するという。運航機材はボンバルディアDHC8?Q400型機を予定する。

 一方、再開する福岡/宮崎線は2003年4月から運休しており、9年ぶりの運航再開となる。機材はボーイングB737-500型機での運航を予定している。スケジュールは下記の通り。


▽NH 新潟/成田線
NH3240便 KIJ 15時10分発/NRT 16時20分着
NH3239便 NRT 17時40分発/KIJ 18時45分着

▽NH 福岡/宮崎線
NH4951便 FUK 08時00分発/KMI 08時40分着
NH4954便 KMI 09時10分発/FUK 09時55分着
NH4957便 FUK 18時00分発/KMI 18時40分着
NH4960便 KMI 19時15分発/FUK 20時00分着

ジェットスター、成田/マニラ/ダーウィン線就航へ、増便も

 ジェットスター航空(JQ)グループは、アジアのネットワーク拡大をはかり、2012年の夏スケジュール(2012年3月25日?)からアジア路線を増強する。日本路線ではJQが3月26日、成田/マニラ/ダーウィン線を週4便で開設。また、ジェットスター・アジア航空(3K)では3月25日から関空/台北/シンガポール線を7便増便し、ダブルデイリーで運航する計画だ。ジェットスター・ジャパン就航前に国際線を増強し、ネットワークの接続へと繋げたい考え。ともに関係機関の認可を前提とする

中国航空業界、欧州CO2排出規制に支払い拒否

欧州連合(EU)が1日から航空業界に適用した温室効果ガス排出規制について、中国航空運輸協会(China Air Transport AssociationCATA)の柴海波(Cai Haibo)副秘書長(副事務長)は5日、規制によって生じる排出枠購入費を中国の航空会社は支払わないと述べた。

 EUは1日、発電所や工場からの温室効果ガス排出を削減するため2005年に導入した域内排出権取引制度(EU-ETS)の対象を、航空業界にも拡大。EU域内の空港を発着する世界の航空会社は、ETSの枠組みの中で排出権を購入しなければならなくなった。

 航空機へのEU-ETS適用をめぐっては、米中両政府と各国航空会社が反発。国際法違反だとして米航空会社が訴訟を起こしたが、EUの最高裁判所に相当する欧州司法裁判所(ECJ)は前年12月21日、訴えを棄却している。

 中国の航空会社が加盟するCATAの柴氏は、本部のある北京(Beijing)で、「当然、中国はEU-ETSに協力しない」と述べた。「CATAは中国の航空会社を代表して、一方的に域外の航空会社にEU-ETSを強制適用したEUの不適切な行為に強く反対する」

 その上で柴氏は、詳細は示さなかったものの中国政府がEUへの「対抗措置」を検討していることも明らかにした。

 EU側の説明によると、EU-ETSに従わない航空会社は罰金を課される恐れがあり、最悪の場合はEU域内27か国での着陸を拒否されるという。中国国営メディアは先に、EU-ETSについて「国家主権を侵害し、航空に関する国際条約に違反し、貿易戦争につながるだろう」と警告していた。

ボーイング「787」で米国・西海岸路線を開設=全日空

全日本空輸は、米ボーイングの最新鋭中型旅客機「787」を利用し、米国・西海岸路線を新規に開設する計画を明らかにした。同日開いた定例会見で「来年度以降、成田─シアトル線、成田─サンノゼ線を開設する」と述べた。

シアトルはボーイングも本社を構えるビジネス拠点であり、サンノゼは半導体企業が集積するシリコンバレーの中心都市。サンノゼ線は日本からの唯一の直行便となる。伊東社長は、両地点とも8割近い搭乗率を予測している、と述べた。

全日空は「787」を2017年度までに55機受領する予定。「787」の燃費性能は現行機に比べて約20%向上しており、55機導入すれば年間100億円の燃料費を削減できる見込み。既存路線の採算改善が望めるとともに、大型機では運航できなかった新ルートの開拓も可能になるため、成長の柱とする国際線事業での競争力向上につながる。

「787」は11月1日から羽田─岡山、羽田─広島線で就航。1月からは国際線の羽田─フランクフルト線が開設する。伊東社長は9月に行ったロイターとのインタビューで、「787」の投入でビジネス需要を獲得していくと述べ、北米や欧州の国際線で、それぞれ2、3地点を候補地として検討しているとしていた。

エミレーツ航空、来年7月から成田?ドバイ路線にエアバスA380を導入

エミレーツ航空(本社:アラブ首長国連邦・ドバイ、会長:シェイク・アハメッド・ビン・サイード・アルマクトゥーム殿下、以下エミレーツ)は、2012年7月1日より、現在、毎日運航している成田?ドバイ路線に、エアバスA380スーパージャンボ機を導入する予定です。

エミレーツのA380は、ゆったりとしたシートピッチを実現したエコノミークラス399席、フルフラットの座席ベッドを搭載したビジネスクラス76席、そして、完全個室を提供するプライベートスイートのファーストクラス14席の全489席を有する総2階建て大型航空機です。これにより、エミレーツの成田?ドバイ間の1便当たりの座席数は、現在より135席増加します。

エミレーツは、世界で最多数のA380を運航する航空会社として、本拠地となるドバイから、ロンドンや、ミュンヘン、パリなどの、日本の旅行者に人気の都市へもA380を運航しており、日本のお客様に便利な経由便を提供しています。

エミレーツの日本支社長である、リチャード・エンゲルマンは、A380の就航につき次のように述べています。「2012年という、エミレーツが日本就航にして10年目を迎える記念すべき年に、当社の主力機であり、現在運航する航空機の中で最も環境にやさしく快適なA380のサービスを日本のお客さまへご提供できることを大変誇りに思います。A380の導入により、成田?ドバイ間の乗客収容率は38%増加します。日本は当社にとって大変重要な市場であり、今年は、東日本大震災により旅行観光業も大きな影響をうけましたが、当社は日本の早期復興を信じ、今年11月には成田?ドバイ便を、週5便から1日1便のデイリー便へ増便しました。A380の就航は、当社の世界116都市におよぶネットワークを利用する日本のお客様の需要にお応えすると共に、日本の観光と貿易のさらなる促進にお役に立てると考えています。」

エミレーツのA380は、他に類を見ない快適な空の旅を実現した航空機です。キャビンの2階部分はファーストクラス、ビジネスクラスのお客さまの座席があり、前方のファーストクラススペースには、完全個室のマッサージ機能が内蔵されたフラットベッドシートと機内シャワー設備「シャワー・スパ」を完備しています。温度調節されたシャワーや床暖房、革張りのシートを配置した脱衣場など、5つ星ホテル級の贅沢な設備を施しています。

後方のビジネスクラススペースには、完全フラットベッドの座席を導入し、全てのお客さまが通路側に面した座席配置です。また、2階には、ファーストクラスとビジネスクラスのお客さまが、各種飲料やカナッペなどの軽食を楽しみながらくつろげるラウンジスペースを設けています。

1階のエコノミークラスにおいても、ゆったりとしたスペースの確保を実現しています。エミレーツのA380のエコノミークラスのキャビンは、全体的にカーブが少ない直線の壁で、広々とした印象です。また、通路も広く、ゆったりとした座席配置を提供しています。さらに、全ての座席にエミレーツ独自の機内エンターテイメントシステム「ice」 を搭載しており、各座席のタッチパネルスクリーンにより1200以上のオンデマンドチャンネルと数々の日本語チャンネルをお楽しみ頂けます。

エミレーツのA380は、7月1日のドバイ発成田行きのEK318便から導入され、ドバイ国際空港を02時50分に出発、同日17時35分に成田国際空港に到着する予定です。その後、成田発ドバイ行きのEK319便は、成田国際空港を22:00時に出発し、ドバイ国際空港には翌日2日の04時15分に到着します。

全日空、成田/杭州線を増便?1月20日からデイリー運航へ

全日空(NH)は2012年1月20日、成田/杭州線を週3便増便し、デイリー運航を開始する計画だ。関係当局の認可が条件。増便分の予約、販売については、12月21日に開始するという。使用機材は現行と変わらずエアバスA320型機を使用する。


▽NH成田/杭州線スケジュール(2012年1月21日?)
NH929便/NRT 10時00分発/HGH 12時50分着(月、水、金、土)
NH929便/NRT 12時35分発/HGH 15時25分着(火、木、日)
NH930便/HGH 13時45分発/NRT 17時40分着(月、水、金、土)
NH930便/HGH 16時25分発/NRT 20時20分着(火、木、日)

JAL、国際線「燃油特別付加運賃」の適用額を2012年2月?3月発券分まで適用

JALは、現行の「燃油特別付加運賃」(通称「燃油サーチャージ」)の適用額を、2012年2月から2012年3月に発券される航空券についても引き続き適用することといたしました。

 JALでは、燃油特別付加運賃額を2ヶ月ごとに、直近2ヶ月間の燃油市況価格平均に基づき見直しています。2011年10月から11月のシンガポールケロシン市況価格2ヶ月平均は、1バレルあたり125.75米ドルでした。このため、2012年2月から3月に発券される航空券に適用される燃油特別付加運賃は、添付条件表のZone G(120ドル基準)の金額を継続いたします。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

イベリア航空のパイロットらにより、2011年12月18日、12月29日の2日間、ストライキが予定されています。イベリア航空と親会社IAGにより、イベリア航空の格安航空事業を展開する子会社、イベリア・エクスプレスが発表されたことを受けた対応。

イベリア航空ではストライキで影響を受ける旅客には他社便、または地上での移動手段を提供する予定です。なお、対象日でもイベリア航空のグループ会社で便名「IB8000」番台のエア・ノーストラム、「IB5000」番台のブエリング航空、「IB7000」、「IB4000」番台のコードシェア便はストライキの影響を受けません。

イベリア航空ではLCCの設立で現在のイベリア航空所属パイロットに影響は無いとコメントし、クリスマス、年末の時期のストライキを避ける様に呼びかけています。

イベリア・エクスプレスは2012年にA320型で運航を開始する予定。設立発表後から、パイロット組合はこの計画に反対し、ストライキを行うと発表していました。

JAL、B787は成田/モスクワ、ニューデリー、羽田/北京線に

ボーイング787の国際線機内エンターテインメントで世界初となる『SKY MANGA』(スカイマンガ)サービスを開始

 日本航空(JL)は来年導入予定のボーイングB787型機を成田/モスクワ、ニューデリー、羽田/北京線に投入する計画だ。新機材の投入で需要と供給のバランスの最適化をはかるとともに、ビジネス需要を取り込み、競争力の強化をめざす。

 JL社長の大西賢氏は12月8日の記者会見で、成田/モスクワ、ニューデリー線について「ある程度距離があり、かつ中規模需要の地点で、業務渡航目的での利用が比較的多い」ことを理由としてあげた。また、羽田/北京線は「業務渡航比率が高く、商品戦略上、競争力強化を目的」として導入するという。

 JLは2012年4月22日に開設予定の成田/ボストン線でB787型機の導入を決定しており、今回の発表で導入路線は4線となる。B787型機の受領は2月中の見通しで、3月末から各路線に順次導入していく。

 また、大西氏は年末年始の予約状況について「国内線、国際線ともに前年を超える予約率となる見込み」とした。国際線ではハワイやグアムといったリゾート路線が好調で、満席に近い予約率だという。また、東南アジア、中国、台湾でも「前年を大きく上回るご予約をいただいている」とした。タイの洪水の影響については、11月中旬を境に「お客様同行は状況が好転してきつつある」という。国内線では東北・北陸方面が「前年を大きく上回る予約率」とした。

ガルーダ、羽田/デンパサール線就航へ、12年4月予定

ガルーダ・インドネシア航空(GA)は12月2日、羽田/デンパサール線を2012年4月から週5便で運航する計画を発表した。これは今年8月の日本とインドネシアの航空当局間協議で、羽田の深夜早朝時間帯での就航が可能になったことを受けたもの。政府認可取得を条件としており、デンパサール発便は4月27日、羽田発便は4月28日から運航する予定だ。