海外旅行情報の記事一覧

航空機内への小型ナイフ持ち込み許可へ、米運輸保安局

米運輸保安局は5日、2001年9月11日の同時多発テロ以降、航空機内への持ち込みが禁止されていた小型ナイフとスポーツ用品の持ち込みを許可すると発表した。

 4月25日から、刃渡り6センチまでの折りたたみ式ナイフ、ホッケーのスティック、ビリヤードのキュー、スキーのストック、ラクロス用のスティック、2本までのゴルフクラブ、長さ60センチ以下、重量680グラム未満の野球バットなどの持ち込みが許可される。

 TSAのジョン・ピストル(John Pistole)局長は、新ガイドラインにより米国の保安規制が国際基準と同等になると説明するとともに、より危険な爆発物などを見つけることに検査官が集中できるようになると述べた

米北部、悪天候で約2600便が欠航

米北部、悪天候で約2600便が欠航

米北部では5日、冬季の強い低気圧による悪天候のため空の便約2600便が欠航した。通行止めになる道路や学校の臨時休校も相次いでいる。

 道路の凍結や積雪による事故で、これまでに少なくとも4人の死亡が報告された。ミネソタ(Minnesota)州からバージニア(Virginia)州に至る十数州が巨大な嵐の進路にあたり、すでにモンタナ(Montana)州で約60センチ、ノースダコタ(North Dakota)州で約38センチの積雪を記録した。

 航空便の運航情報サイト、フライトアウェア(FlightAware)によれば、5日の欠航便はイリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)のオヘア国際空港(O'Hare International Airport)で約900便、同じくシカゴのミッドウェー国際空港(Midway International Airport)で約260便、ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)の空港で100便以上など合計で1465便となり、すでに6日もワシントンD.C.(Washington D.C.)の周辺を中心に計1162便の欠航が決定している。

 低気圧は5日夜から6日未明にかけてワシントンD.C.に到達する見込みで、米連邦議会の会議にも中止が決まったものがある

ラオス入国税の徴収が機械化される

ラオス情報文化観光省サイト

ラオス政府は、タイとの最大の交易拠点である第1友好橋(ビエンチャン首都圏)の出入国管理を一部機械化し、2月25日から運用を始めました。このため出入国に時間がかかっており、時間に余裕を持った行動が必要です。

外国人旅行者が、朝6時?8時と午後4時以降に国境を通過する場合はオーバータイムフィーを納める必要があります。従来は9,000Kipまたは40Bt.を現金で納め、領収書をもらうだけでしたが、10,000Kipまたは40Bt.に変更され、「RFID Oneway Ticket」と呼ばれる白色のICカードをもらって自動改札機に投入する形式に変わりました。同時に領収書ももらえるので、改札通過後にチェック担当官にパスポート共々見せて、出入国手続きが完了します。

ラオス国民の場合は、「RFID Passport」という緑色のICカードを持ち、Suicaと同じように料金のチャージをして、繰り返し使用します。最初に発行手数料が7,500Kipかかります。

この制度がまだ始まったばかりのため、特にラオス国民向けのパスポートカード発行で時間がかかっており、外国人の出入国に長い時間を要する事例も出ています。
ビエンチャンへのビザツアーの帰りにウドンタニ空港から飛行機利用を考えている方の場合、出発時間が迫っていたりするとチェックイン締め切りに間に合わなくなる恐れもあり得ますので注意が必要です。またビエンチャンとタイ側主要都市を結ぶ国際特急バスでは乗客全員の審査終了を待って発車するので、遅れが生じており先へのバスに乗り継げなくなる可能性があります。

アメリカ、カナダ、3月10日より「夏時間」開始

アメリカ本土、及びカナダでは、2013年3月10日(日)の深夜02:00より「デイライト・セービング」(夏時間)がスタートいたします。

 当日、アリゾナ州(ナバホ居留区、カイエンタを除く)、及びハワイ州以外の州にご滞在の方は、3月09日(土)の夜、お休み前に時計を1時間進めておくことをおすすめいたします。

 この時期に現地にご滞在中の方で、3月10日(日)に交通機関をご利用される方、またツアーなどにご参加される方は、お時間をお間違えないよう、ご注意ください。

 なお夏時間は、2013年11月02日(日)まで続きます。

イタリア北部で豪雨、ベネチア市内の7割が冠水

イタリア北部は週末、強風を伴う豪雨に見舞われ、観光客に人気のベネチア(Venice)では海水面が上昇する「アクアアルタ(acqua alta)」が発生して、市内の70%が冠水した。市当局によると海面は最大で通常より1.5メートル上がったという。

また、トスカーナ(Tuscany)州では洪水と土砂崩れのため約200人が避難。やはり観光地として人気の高いピサ(Pisa)でも浸水でところにより停電が起きているという。

仏塔や寺院壊れ、橋も倒壊...ミャンマー地震、60人以上死傷

ミャンマー中部マンダレー、ザガイン両地域で11日午前7時42分(日本時間同10時12分)ごろ、マグニチュード(M)6・8の地震があり、フランス通信(AFP)などによると、少なくとも13人が死亡、50人が負傷した。

 米地質調査所(USGS)によると、震源地はマンダレーの北116キロ、震源の深さは9・8キロ。余震が続いており、12日もM5・6が観測された。

 マンダレー、ザカイン両地域では、仏塔や寺院などが壊れるなどして、多数の死傷者が出ている。橋も倒壊し鉄骨が川を航行する船に降り注ぐなどして、数人が死亡し4人が行方不明になっている。鉱山では労働者2人が生き埋めになり死亡したという。

 ミャンマーでは昨年3月、タイとラオスとの国境付近でM6・8の地震があり、70人以上が死亡した。

北京市で大雪、暴風雪警報も発令

北京市で大雪、暴風雪警報も発令

中国・北京(Beijing)市周辺は4日、記録的な吹雪に見舞われ、北京市当局は2番目に高い警戒レベルの暴風雪警報を発令した。

ニューヨークの地下鉄は4―5日運休へ

「サンディ」の死者30人に、NY地下鉄は4―5日運休へ

「サンディ」の爪あと残るNYで復旧作業進む 空港など再開へ

米東海岸を襲ったハリケーン「サンディ」は、ニューヨーク市やニュージャージー州での被害が大きく、東部一帯で800万世帯・事業所に停電をもたらした。

ワシントンやボストンなどの被害は相対的に小さく31日には通常の状態に戻る見通し。一方でニューヨーク市やニュージャージー州の大部分では復旧に少なくとも数日かかる見通し。

サンディは弱まって入るが依然として勢力は強く、暴風への警戒から通過する地域では100万人に非難命令がでている。

米ハリケーン警戒で7000便以上が欠航、被害額は数億ドルにも

地下鉄・バス運休、NY便も欠航!ハリケーン接近

米東部沿岸地域に接近中で、米国に上陸すれば過去最大級とも言われるハリケーン「サンディ」の影響で28日、同地域の空港に離着陸する7000便以上が欠航した。

飛行機の運航状況を示すサイト、フライトアウェア・ドット・コムによると、28日午後9時までに7100便以上がキャンセルされたという。ニューヨーク市は同日午後7時に交通機関の運行停止を開始した。

これに伴い、USエアウェイズは同時間から約2000便をキャンセルすると発表。30日に再開する見通しだとしているが、被害状況によってはさらに長引くこともあるとしている。

アメリカン航空も同地域で離着陸予定のフライト28日午後9時に停止すると発表。同日に140便が欠航したほか、29―31日の1431便が欠航となる可能性があるとしている。

また、格安航空会社ジェットブルー・エアウェイズが31日午前までのフライト1000便以上を欠航するとしたほか、デルタ航空も28日に180便を欠航し、翌日の欠航も数百便に及ぶとの見通しを示した。

交通コンサルタントのジョージ・ハムリン氏は、航空業界が被るサンディによる被害額は数億ドル規模になると予測している。

2012年10月11日更新 北米でウエストナイル熱の患者が増加しています(更新5)

  ウエストナイル熱はウエストナイルウイルスによる感染症です。このウイルスは蚊によってうつり、感染した人のおよそ20%に発熱、頭痛、筋肉痛などの症状を起こします。1%未満と低い割合ですが、重症の脳炎などを起こすこともあります。50歳以上の人が重症になる可能性が高いとされています。有効なワクチンはなく、流行地域では蚊に刺されないことが非常に重要です。
このウイルスは世界の広い範囲で発生がみられますが、北米だけでなく東ヨーロッパや地中海地域でも、夏から秋にかけて流行がみられるようになっています。

 CDC(米国疾病予防管理センター)によりますと、10月9日時点で、48州から4,249人の患者が報告されており、そのうち168人が死亡しています。このうち、髄膜炎や脳炎などの神経侵襲性の患者が2,123人(50%)、非侵襲性の患者が2,126人(50%)でした。

 アメリカ合衆国でウエストナイル熱の患者が報告された2003年以降、10月の第2週までにCDCに報告された患者数としては最も多くなっています。患者数の約70%がテキサス州、カリフォルニア州、ルイジアナ州、ミシシッピ州、サウスダコタ州、ミシガン州、オクラホマ州、イリノイ州の8州から報告されており、全患者数の3分の1以上がテキサス州から報告されています。

 なお、2011年のアメリカ合衆国におけるウエストナイル熱患者の合計は712人(そのうち43人が死亡)でした。

 また、カナダ公衆衛生庁によりますと、9月29日までに合計386人の患者が報告されました。このうち神経侵襲性の患者が113人(29%)、非侵襲性の患者が206人(53%)、その他の患者が67人(17%)でした。オンタリオ州(226人)、ケベック州(102人)、マニトバ州(39人)、アルバータ州(9人)、サスカチュワン州(9人)、プリンスエドワードアイランド州(1人)の6州から報告されています。なお、プリンスエドワードアイランド州の患者は、州外への旅行歴があります。

 蚊はウエストナイルウイルス以外にも多くの病気を人にうつします。蚊に刺されないように十分にご注意ください。また、死んだ鳥をみつけた場合、素手で処理しないようにしてください。