海外旅行情報の記事一覧

コートジボワール、エボラ感染国からの航空便の運航停止

コートジボワール政府は11日、西アフリカで流行しているエボラ出血熱の感染予防策の一環として、感染者が出ている国からの航空便の乗り入れを禁止すると発表した。

?政府の声明によると、コートジボワールは、エボラ出血熱の感染者が確認されている国からの全ての便の乗り入れを禁止するという。また同国国営の航空会社の航空便についても、感染者が出ている国への運航を一時停止すると発表した


上海の国際空港を含む中国東部にある12の空港で、軍事演習のため、8月半ばまでの発着便に大幅な遅延が生じている。
中国公安当局がミニブログで明らかにした。影響を受けるのは7月20日から8月15日までのフライトだという。
軍事演習の詳細は明らかになっていない。
中国民用航空局(CAAC)からのコメントは得られていない。

夏の海外旅行、人数横ばい、台湾や東南アジア人気

ジェイティービー(JTB)がこのほど実施した夏休み(2014年7月15日?8月31日)の旅行動向調査で、海外旅行人数は前年実績の推計から変化ない263万人の見込みとなった。方面別で韓国やタイが苦戦する一方、台湾や東南アジアが補う形で、平均費用も増加した。なお、経済の上向き傾向もあってか国内は旅行人数、費用ともに前年超え。特に人数は海外との合計予測値が0.2%増の7902万人となり、比較可能な2000年以降の調査では過去最高を更新した。

海外旅行の方面別訪問者数の推計では、規模の大きな方面で韓国が0.9%減の34万2000人、タイが9.7%減の14万9000人、グアムとサイパンも4.6%減の14万6000人と苦戦。

一方、台湾が7.1%増の18万1000人と好調であったほか、シンガポールが2.5%増の8万2000人、インドネシアが2.5%増の4万1000人、マレーシアが2.9%増の3万5000人とプラス推移。また、中国が2.9%増の32万1000人、香港が2.4%増の8万7000人となるなど回復傾向を示している。台湾や東南アジアの人気は、羽田増枠を含めた座席供給量の増加も一因との分析だ。

ロシアで列車同士が衝突、死者数人

ロシアで列車同士が衝突、死者数人

ロシアの非常事態省によると、首都モスクワ(Moscow)の南西約80キロの郊外で20日、貨物列車と旅客列車が衝突し、少なくとも4人が死亡、15人が負傷した。

?同省などによると事故は現地時間の午後1時(日本時間同6時)、ナロ・フォミンスク(Naro-Fominsk)の街に近いベカソボ(Bekasovo)駅で起きた。先に脱線した貨物列車の一部が、モスクワからモルドバの首都キシニョフ(Chisinau)に向かっていた旅客列車と衝突したという。

?また国営ロシア通信(RIA Novosti)が非常事態省の高官の話として伝えたところによると、死者の数は5人だという。

?ロシア鉄道(Russian Railways)の声明によると、16両編成の貨物列車が脱線し、旅客列車の少なくとも客車2両が損傷したという。(

トルコ機ハイジャック未遂、ソチ行きを要求

【2月8日 AFP】ウクライナ発トルコ行きの旅客機で7日、乗客のウクライナ人の男がハイジャックを試み、ソチ冬季五輪の開会式が行われていたロシアのソチ(Sochi)に向かうよう要求した。トルコ政府はF-16戦闘機を緊急発進させ、同機をイスタンブール(Istanbul)の空港に強制着陸させた。トルコ当局者が明らかにした。

?トルコのメディア報道によると、トルコ・ペガサス航空(Pegasus Airlines)の旅客機の飛行中に男は起爆装置を取り出し、操縦室に押入ろうとした。

?同機はイスタンブールのサビハ・ギョクチェン(Sabiha Gokcen)空港に午後6時05分(日本時間8日午前1時5分)に着陸、男は治安部隊に取り押さえられ、連行された。

?トルコのハビブ・ソルク(Habib Soluk)運輸次官によると、「110人を乗せたペガサス航空機は、男が爆弾で乗客を脅したのでサビハ・ギョクチェン空港に着陸を余儀なくされた」「男が操縦室に入らなかったのは確かだ。飛行機がハイジャックされたのはトルコ空域に入る前だった」

?同機はウクライナのハリコフ(Kharkov)を出発し、黒海上空を通ってサビハ・ギョクチェンに南下の予定だった。男は、その方向を東に変えて黒海沿岸のソチに向かわせようとしたが、パイロットがハイジャック警報を発信し、トルコのF-16戦闘機が緊急発進した。ペガサス機が着陸すると直ちにトルコのテロ対策特殊部隊が飛び込み、男を拘束したと報道されている。

?爆発物の有無についてはまだ確認されていない。

?トルコのテレビ放送が放映した写真によると、犯人は30?40歳代、短髪で11の番号を付けた赤・白・ブルーのアイスホッケーのジャージーのような服を着ていた。©AFP/Simon Sturdee

ロシア便に「練り歯磨き爆弾テロ」の恐れ、米政府が警戒呼び掛け

米政府は5日、ロシアへの直行便が練り歯磨きのチューブに仕掛けられた爆弾によるテロの標的になる恐れがあるとして、各国の航空会社に対し警戒を呼び掛けた。

?ある米当局者はAFPに対し、「ロシア行きの航空機を対象とした」情報を得ていると語った。一方、米国土安全保障省は声明で、「国土に対する具体的な脅威は認識していない」ものの、通常業務の一環として最大限の警戒のために国内外の関係各方面と情報を共有していると発表した。

?ソチ冬季五輪の開幕を7日に控えたロシアでは、南部ボルゴグラード(Volgograd)で昨年12月に連続自爆事件が起き多数の死者が出ており、五輪での警備態勢は米政府にとっての大きな懸念材料となっている。また、北カフカス(North Caucasus)地方を拠点とするイスラム過激派勢力からは複数の攻撃予告が出されたことも、懸念を強める要因となっている

バンコクに非常事態宣言、JTBが取消料免除、一部で予約取消も

タイ政府は1月21日、バンコクとノンタブリー県全域、一部隣接県を対象に非常事態宣言を発令した。それに伴い、一部の旅行会社ではツアーの旅程変更や取消料免除の動きが出始めている。

 ジェイティービー(JTB)では、パッケージツアーは通常通り催行中だが、バンコク宿泊を含むツアーを対象に、2月28日出発分まで取消料を免除すると決定。バンコク経由のツアーは、空港内は安全であることから通常通り対応する。

 また、エイチ・アイ・エス(HIS)では反政府拠点エリアのホテルを利用するツアーの催行を一部中止とし、他ツアーへの振り替えをおこなう。このほか、一部のオプショナルツアーで催行を中止するほか、実施するものについても現地の状況に合わせルートの変更などをおこなうとした。

 一方、阪急交通社、近畿日本ツーリスト(KNT)、クラブツーリズム、日本旅行では、現時点ではツアーは催行し取消料の免除もおこなっていない。今後は現地の情報を確認しながら対応していくとしている。KNTではツアーの行程は可能な限り消化するが、現状では交通渋滞が激しいため、出発時間を早めるなど現地で状況に合わせ調整しているという。また、クラブツーリズムでは申込者に詳しい説明をおこないながらも通常通り催行。現地の状況次第ではルートの変更も視野に入れながら対応していくとした。日本旅行は他社の動向や今後の状況を踏まえ、総合的に判断していくという。


▽キャンセル状況、各社分かれる?長期化に懸念

 ツアーのキャンセルなどについて各社にきいたところ、JTBではここ数日の状況は現時点ではまだ確認できていないとしながらも「様子見の人が多い」とコメント。阪急交通社でも特にキャンセルは発生していないとした。

 HISではキャンセルは「0ではないが、行く人も多い」と説明。参加取消を申し出た旅行者に対しては、近隣諸国のツアーや同じ日数で参加できるツアーへの振り替えを案内しているという。

 KNTでは、出発日が近い場合はそのまま参加するが、出発日が先で取消料が発生しない予約は取消となるケースが少し発生しており、他方面に変更するケースもあるとした。クラブツーリズムではキャンセルに加え、予約を控える動きが昨年11月のデモ発生時点から続いており、デモの長期化に対し懸念を示した。

 航空会社各社によると、日本航空(JL)では観光目的の旅行者は「結構中止している」といい、業務渡航でも若干の影響が発生。キャンセル対応については他路線と同様に対応しているという。

 全日空(NH)では現時点で運航、営業は支障なく実施しており、需要への影響も特に出ていないとした。タイ国際航空(TG)では、キャンセルはないわけではないが、相当数の乗客がおり、便がガラガラになることはないとコメント。今後先の予約が入ってこなくなることを懸念していると話した。

深刻化する香港の大気汚染、住民や観光客から不安の声

暗く分厚いスモッグに覆われた光り輝く町、香港(Hong Kong)──。この町を訪れる観光客は、世界的に有名なビクトリアハーバー(Victoria Harbour)から香港の高層ビル群を撮影する。しかし、ひどい大気汚染により背景とビルとの区別はつかない。

?南アフリカから娘と一緒に香港を訪れたジュリー・クロスリーさん(39)は、「娘は一体何を吸い込んでいるのだろうか。正直怖い」と心配そうな表情だ。

?一方、自分たちの健康被害を真剣に心配するようになってきた住民らも対策を強化するよう政府に強く求めている。

?政府は昨年末、大気汚染と健康リスクの関係を示す「空気質健康指数(Air Quality Health Index, AQHI)」を新たに導入した。導入以降は高い汚染レベルがほぼ毎日のように示されているため、問題の深刻さが改めて浮き彫りになっている。

?香港の複数の環境団体は、複数の汚染物質濃度をモニタリングしながら、住民にアドバイスを提供するAQHIの導入がこれまで行動を起こさなかった政府の汚染対策を促すきっかけになればいいと期待している。

アエロフロート、五輪期間は液体物の機内持ち込み規則強化

 アエロフロート・ロシア航空(SU)によると、1月11日から3月21日までの期間、ロシア国内の空港を出発する便についてすべての液体物の機内持ち込みが禁止されている。100ミリリットル以下でコンテナやチューブなどの容器に入っていても没収される。

 ソチで開催されるオリンピック・パラリンピックの期間中、安全を確保するための措置として実施。ただし、健康上、衛生上の理由で飛行中に必要な薬品や、乳幼児の離乳食などを持ち込む場合は、保安検査場で爆発物検知器で検査をした上で許可する。また、空港の制限区域内で購入した物は対象外とする。

米北東とテキサスで大雪、空の便が混乱

米北東部とテキサス(Texas)州では、9日までの大雪の影響から航空便のキャンセルが相次ぎ、空の便は遅延を余儀なくされている。

首都ワシントン(Washington D.C.)では8日、レーガン・ナショナル空港(Reagan National Airport)とダレス国際空港(Dulles international airport)で発着便への影響が出た。航空便運航情報サイト、フライトアウェア(FlightAware)によると各便に平均30?40分の遅延が発生したという。

ニューヨーク(New York)でも、ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)の発着が30分ほど遅れた。

週末にかけて大雪に見舞われたテキサス州のダラス・フォートワース国際空港(Dallas-Fort Worth International Airport)では、週が明けた9日も通常運航に戻っていない。同空港当局によると、9日には350便が欠航となった。