アメリカ東海岸 ハリケーン警戒で7000便以上が欠航 / 2012年10月30日

米ハリケーン警戒で7000便以上が欠航、被害額は数億ドルにも

地下鉄・バス運休、NY便も欠航!ハリケーン接近

米東部沿岸地域に接近中で、米国に上陸すれば過去最大級とも言われるハリケーン「サンディ」の影響で28日、同地域の空港に離着陸する7000便以上が欠航した。

飛行機の運航状況を示すサイト、フライトアウェア・ドット・コムによると、28日午後9時までに7100便以上がキャンセルされたという。ニューヨーク市は同日午後7時に交通機関の運行停止を開始した。

これに伴い、USエアウェイズは同時間から約2000便をキャンセルすると発表。30日に再開する見通しだとしているが、被害状況によってはさらに長引くこともあるとしている。

アメリカン航空も同地域で離着陸予定のフライト28日午後9時に停止すると発表。同日に140便が欠航したほか、29―31日の1431便が欠航となる可能性があるとしている。

また、格安航空会社ジェットブルー・エアウェイズが31日午前までのフライト1000便以上を欠航するとしたほか、デルタ航空も28日に180便を欠航し、翌日の欠航も数百便に及ぶとの見通しを示した。

交通コンサルタントのジョージ・ハムリン氏は、航空業界が被るサンディによる被害額は数億ドル規模になると予測している。