世界の空港情報の記事一覧

 成田空港に7月6日、初の24時間営業の飲食店となる牛丼店がオープンする。

 24時間運用ではない空港で飲食店が終日営業するのは珍しいという。格安航空会社(LCC)の深夜・早朝便利用者らが空港内で一夜を過ごすケースが常態化したため、利用者の要望に応えた。

 成田空港の利用時間は午前6時?午後11時で、一般の航空会社の運航はほぼ午後10時ごろまでに終了する。飲食店や店舗の営業は午前7時ごろ?午後8時ごろまでが多く、終日営業しているのは、同空港を拠点とするLCCが相次いで就航した2012年以降に24時間化されたコンビニエンスストアだけだ。

 一方で、現在では空港内のソファなどで一夜を過ごす人が1日200人程度おり、カプセルホテル(129室)も満室が珍しくない状態。こうした人たちから「コンビニの食料以外で温かいものが食べたい」と要望が上がっていた。

 牛丼店が入居するのは、「空港で一夜」組が多い第2旅客ターミナルビルの2階。旅客以外の人も利用できる場所にあり、空港会社の担当者は「深夜、早朝に空港を利用する方は誰でもご利用いただきたい」と話している。 
 トルコの最大都市イスタンブールのアタチュルク国際空港で28日夜(日本時間29日未明)、大きな爆発が起き、地元メディアによると、少なくとも31人が死亡、147人が負傷した。

 死者数が約50人に上るとの情報もある。イスタンブール県のバシップ・サフン知事によると、3人がそれぞれ別の場所で自爆したという。犯行声明は出ていないが、地元メディアは治安当局筋の話として、過激派組織「イスラム国」(IS)による犯行の可能性があると伝えた。

 在イスタンブール日本総領事館は「現段階で邦人が巻き込まれたという情報には接していない」と述べた。トルコ当局者の一人はロイター通信に対し、犠牲者の大半がトルコ人だが、外国人も含まれていると述べた。

 エルドアン大統領は声明で、今回のテロ事件を非難し、「世界に、とりわけ西側諸国に対し、テロへの断固とした態度を取るよう求める」と訴えた。

 爆発があったのは国際線ロビーの入り口。ボズダー司法相や目撃者の情報によると、容疑者3人は銃を乱射した後、それぞれ自爆したもようだ。

 事件を受け、アタチュルク空港の全発着便が運航を中止した。

 アタチュルク空港はトルコ最大の空港。2015年には年間6100万人以上が利用し、ロンドンやパリに次いで欧州で3番目に利用者の多い空港となった。

 トルコの主要都市では昨年以降、ISやクルド武装勢力によるテロが相次いでいる。今回の事件は空港の保安体制強化中に起きており、政府が受けた衝撃は大きい。 
6月12日に浦東国際空港にて発生した「ビール瓶を用いた爆発物」による事件をうけて、
空港では以下の通り安全検査の強化がされています。

?空港出入口は全て閉鎖、全ての入口にてお荷物に対して爆発物検査を実施しています。 
 入場に際しては、長蛇の列とはなっていません。この出入口は突然変更されることがあります。

?カウンターチェックイン、出国審査場と安全検査場について 
 カウンターチェックイン、出国審査場は通常通りですが、安全検査場が込み合っています。
 通過者全員に対し、靴、ベルトを外してのチェックが必要となっています。
 1人通常1分かからないチェックが倍の1分?2分かかっています。
 出発便の込み合う時間帯(特に午前10時?12時)では長蛇の列になっています。

そのため、国際線2時間前、国内線1時間前ではなく、可能な限り早く空港に
到着することを推奨しています。
 16日午後2時21分頃に北海道で発生した地震について、国土交通省によると、函館空港の滑走路や施設などには被害がないことが確認され、平常通り、運用を行っているという。

 日本航空や全日空、また札幌を拠点とするエア・ドゥは、午後3時現在、地震による運航への影響はないという。
 ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)で3月に起き32人が死亡した連続自爆テロの現場の一つとなったブリュッセル国際空港(Brussels Airport)の出発ロビーが1日、40日ぶりに一部再開した。

 イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した3月22日の事件では、出発ロビーで起きた2度の爆発で16人が死亡。建物正面のガラスは割れ、天井は崩れ落ち、チェックインカウンターが破壊されるなど、施設に大きな被害が出た。

 1日に行われた式典では、仮設ステージの両横にベルギー国旗が掲げられ、事件の日付と犠牲者を追悼するメッセージが添えられた。メッセージの前の床には、花束やろうそく、犠牲者の写真などが置かれていた。

 同日午後に出発ロビーでチェックインできたのは、3便を利用する約400人のみ。テロ発生前のにぎわいに比べると静かだった。

 同日の運行便には象徴的な意味を込め、ブリュッセル航空(Brussels Airlines)とジェットエアフライ(Jetairfly)のベルギー航空会社2社が選ばれた。

 事件直後の12日間、完全閉鎖されていた同空港は少しずつ営業を再開してきているが、通常営業に戻れるのは来月になる見通し。

 2日からは、出発ロビーにある111か所のカウンターと、仮設の建物に設けられた36か所のカウンターでチェックインできるようになる。

 利用者らは、出発ロビー入り口で警察による特別保安検査が行われるため、離陸予定時刻の3時間前に空港に到着するよう求められている。

 ブリュッセル航空(SN)は現地時間の4月6日から、ブリュッセル空港発着のヨーロッパ線を90%以上再開するとともに、アフリカ、アメリカ線を完全に再開する。SNの日本地区総代理店を務めるカリヨンによれば、SNは3月22日のブリュッセル空港でのテロ事件発生以降、拠点をアントワープとリエージュに移して路線を運航していたが、4月3日の空港再開を受けてブリュッセルに拠点を戻し、一部の旅客便の運航を再開。仮設のチェックインカウンターを設置してファロ、トリノ、アテネへの3路線の運航を開始したという。現在は順次運航路線を増やしているところ。

 カリヨンによれば、SNのブリュッセル発着のヨーロッパ線は6月末ごろに完全に再開する予定で、それまで残りの10%はアントワープまたはリエージュ発着となる。アントワープとリエージュの発着便については、ブリュッセル市内と空港から無料のシャトルバスを運行する。2空港の発着便の詳細については、SNのウェブサイトや各支店、航空券を購入した旅行会社に確認するよう呼びかけているという。

 なお、SNでは3空港の発着便を利用できず、どうしても目的地に移動できない場合の例外的な措置として、搭乗日の2日前までを対象に航空券の払い戻しを無料で実施する。航空券の再予約や再発券については、6月30日出発までの出発前の航空券に限り、無料でおこなうとした。

 ブリュッセル空港によれば、4月5日からはエアリンガス(EI)、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)なども運航を再開する予定。なお、全日空(NH)は成田/ブリュッセル線を4月10日まで運休する予定で、11日以降の運航については空港などの状況を確認した上で今週中には発表するという。

 同空港によれば、すでに出発ロビーでは瓦礫の撤去作業などを開始。その後はチェックインカウンターから修復を開始し、6月末から7月初旬までにはロビー全体を修復するという。

 同空港へのアクセスは現在は車のみで、鉄道やバスについては運休している。また、チェックインゾーンの入口にはセキュリティ対策用の荷物検査場を設けているため、同空港では搭乗者に対して、出発の3時間前には空港に到着するよう呼びかけている。

ブリュッセル国際空港の運営会社は30日、ベルギー同時テロに伴う空港の閉鎖が、少なくとも31日午後まで続くとの見通しを示した。

 空港は一部再開に向け、暫定的なチェックイン設備や安全対策の試験を進めているが、運営会社はツイッターで「検査の評価がまだ継続中で、最短でも31日午後までかかる。それまでフライトはない」と説明した。 
 各国の空港運営会社でつくる国際空港評議会(ACI、本部モントリオール)が発表した国際空港サービス評価「ASQ」で、仁川国際空港が「世界最高の空港」に11年連続で選ばれた。仁川国際空港公社が29日、明らかにした。

 また「アジア―太平洋の空港」部門と「大型空港(旅客数4000万人以上)」部門でも、シンガポールのチャンギ国際空港と共に1位となった。

 仁川国際空港公社の鄭日永(チョン・イルヨン)社長は「2017年までに第2ターミナルを完工し、第1ターミナル施設の改善やサービスの改革で利用客に最上のサービスを提供し、わが国の入り口として最高の空港としての名誉を守る」と話した。

 また、金浦国際空港も「中規模」(旅客数1500万?2500万人)部門で6年連続1位となった。

 中部国際空港の2015年の利用実績(速報値)で、国際線の旅客数は前年比4.8%増の469万9296人だった。このうち日本人旅客は27.4%増の272万8256人、外国人旅客は83.5%増の194万5392人。通過客は14年10月にデルタ航空(DL)がマニラ線を運休したことなどが響き、85.2%減の2万5648人となった。旅客便の発着回数は9.1%増の3万2450回だった。

 12月単月では、国際線旅客数は14.2%増の39万7700人。日本人旅客は前年並みの22万7600人、外国人旅客は41.0%増の16万8400人、通過客は29.4%増の1700人だった。旅客便の発着回数は18.9%増の2942回だった。

 成田国際空港(NAA)によると、2015年(2015年1月?12月)の通年の国際線旅客数(速報値)は、前年比3.2%増の3060万7470人だった。このうち、日本人旅客数は7.8%減の1307万9910人となったが、外国人旅客数は東南アジア各国に対するビザの免除や円安基調の継続により、23.3%増の1249万9430人となり、3年連続で最高値を更新した。通過客は5.6%減の502万8130人だった。

 国際線旅客便の発着回数は1.1%増の15万4532回で、07年以降では初めて過去最高を更新した。タイガーエア台湾(TG)やエチオピア航空(ET)、厦門航空(MF)の新規就航に加え、台湾や香港などアジア路線を中心に路線開設や増便が相次いだことが要因となった。

 12月単月では、国際線旅客数は5.2%増の250万403人。このうち日本人旅客数は4.8%減の101万4359人だったが、外国人旅客数は18.2%増の103万8976人となり、35ヶ月連続で前年を上回った。通過客は3.5%増の44万7068人だった。国際線旅客便の発着回数は5.3%増の1万3203回となり、9ヶ月連続で増加した。

 なお、15年の通年の国内線旅客数は13.1%増の672万743人、旅客便の発着回数は0.6%増の4万9658回だった。

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