成田、15年の国際線旅客数は3.2%増、外国人は2割増 / 2016年1月25日

 成田国際空港(NAA)によると、2015年(2015年1月?12月)の通年の国際線旅客数(速報値)は、前年比3.2%増の3060万7470人だった。このうち、日本人旅客数は7.8%減の1307万9910人となったが、外国人旅客数は東南アジア各国に対するビザの免除や円安基調の継続により、23.3%増の1249万9430人となり、3年連続で最高値を更新した。通過客は5.6%減の502万8130人だった。

 国際線旅客便の発着回数は1.1%増の15万4532回で、07年以降では初めて過去最高を更新した。タイガーエア台湾(TG)やエチオピア航空(ET)、厦門航空(MF)の新規就航に加え、台湾や香港などアジア路線を中心に路線開設や増便が相次いだことが要因となった。

 12月単月では、国際線旅客数は5.2%増の250万403人。このうち日本人旅客数は4.8%減の101万4359人だったが、外国人旅客数は18.2%増の103万8976人となり、35ヶ月連続で前年を上回った。通過客は3.5%増の44万7068人だった。国際線旅客便の発着回数は5.3%増の1万3203回となり、9ヶ月連続で増加した。

 なお、15年の通年の国内線旅客数は13.1%増の672万743人、旅客便の発着回数は0.6%増の4万9658回だった。