世界の出張宿泊費トレンド、東京は4.9%減の2万2968円、最高値は米ニューヨークで3万3528円  / 2017年12月12日

法人向けに宿泊管理ソリューションを提供するホテル・リザベーション・サービス(HRS)はこのほど、2017年第3四半期の企業における都市別平均出張宿泊費「ホテル・プライス・レーダー」を発表した。それによると、東京の出張宿泊費は2万2968円。昨年同期の2万4156円から前年比4.9%減となった。HRSでは、ビジネス向けホテルの供給が安定したことが原因と分析している。

また、アジア太平洋では全体的に昨年より宿泊費は下降傾向となったが、例外も。豪州シドニーは10.4%上昇で宿泊費は2万3892円となり、同地域で最も高かった。東京の宿泊費はシドニーに次いで2番目に高かった。

宿泊費の上昇率が最も大きかった都市は、インドのムンバイで同41.3%増。昨年同期より1泊当たり4000円以上の値上がりとなった。一方、マレーシアのクアラルンプールは約3割減(同29.2%減)となった。

ヨーロッパ各都市の宿泊費は、上昇傾向を示した。最も高いのはスイスのチューリッヒで2万3760円。上昇率では、スペインのバルセロナが最も大きく20.8%増。その他、10%以上の値上げとなった都市は、オランダのアムステルダム、ギリシャのアテネ、ポルトガルのリスボン、チェコのプラハ、ポーランドのワルシャワだった。

また、今回の調査対象都市すべての中で、最も宿泊費が高かったのは米国ニューヨークで3万3528円。東京はアジア太平洋でシドニーに次ぎ2番目、世界全体では5番目に宿泊費が高い都市となっている。昨年同期からの上昇率が最も大きかったのはインドのムンバイ、次いでカナダのトロント(29.2%)、南アフリカのケープタウン(26.3%)だった。

同調査は、HRS顧客企業が実際に利用した宿泊実績データの統計から算出。四半期毎に、アジア太平洋と欧州、そのほか出張利用が多い世界の主要都市を抽出し、動向を調べている。同社クライアントは、シーメンス、SAP、チャイナモバイル、トヨタ、フィアット、ファイザー、アリババ、パナソニックなど世界4万社。調査対象期間は今年7月1日?9月30日。宿泊費はユーロで算出し、日本円は1ユーロ=132円で換算している。