成田空港、第1・第3タミにも到着免税店 15日から順次3カ所 / 2017年11月 9日

成田国際空港会社(NAA)は11月8日、第1ターミナルと第3ターミナルの国際線到着エリアにも免税店をオープンすると発表した。関税法基本通達が今年4月1日に一部改正され、日本入国時にも免税品を購入できるようになったことによるもので、成田空港では第2ターミナルに続き開業する。

第1ターミナル北ウイングにオープンする到着免税店(イメージ、NAA提供)

 到着時免税店は、第3ターミナルに1カ所、第1ターミナルは北ウイングと南ウイングの2カ所で、11月15日から順次オープンする。いずれも手荷物受取所で営業し、税関通過前に利用できる。外国製の酒類とタバコを扱う。

 訪日客のほか、帰国した日本人も利用できる。関税法により国内製品は免税販売できないため、外国製品のみを取り扱う。到着時免税店は70以上の国・地域で導入済みで、上海浦東空港やスワンナプーム(バンコク)空港、桃園(台北)空港などにある。

 第3ターミナルの「Fa-So-La ARRIVAL DUTY FREE(ファソラ・アライバル・デューティーフリー)」は11月15日に、第1ターミナル南ウイングの「Fa-So-La ARRIVAL DUTY FREE(ファソラ・アライバル・デューティーフリー)南ウイング店」は12月1日に、第1ターミナル北ウイングの「Fa-So-La ARRIVAL DUTY FREE(ファソラ・アライバル・デューティーフリー)北ウイング店」は12月15日に、それぞれ開業する。

 成田空港では9月、国内空港初となる到着時免税店を2カ所にオープン。現在、第2ターミナル北側と南側の検疫検査場前で営業している。

 政府は2016年12月22日、到着時免税店の設置を2017年度税制改正の大綱で閣議決定。外国製品は消費税を免除するとしている。