ジャカルタ中心部で爆発・銃撃戦、少なくとも6人死亡 / 2016年1月14日

インドネシアの首都ジャカルタの中心部で14日、武装グループが発砲、爆弾を爆発させる事件が発生し、市民を含む少なくとも6人が死亡した。インドネシアに対しては以前、過激派組織「イスラム国」が攻撃を示唆する警告を発していたことから、警察当局は警戒を強めていた。

インドネシア警察の報道官は、記者団に対し「我々は以前、インドネシアを『スポットライトの下に置く』という警告をイスラム国から受けていた」と説明した。ただ情報当局は、今回の銃撃と爆発について、イスラム国が実行したことを示す材料はない、との見方を示している。

現地メディアによると、爆発は6回。ロイター関係者は、警官が武装集団と銃撃戦になっているのを目撃したという。攻撃が始まって数時間後、さらなる発砲音と少なくとも1度の爆発を聞いた、と語った。

爆発のうち1回はスターバックスの店舗内部で発生したもようだ。

警察当局は、少なくとも1件の爆発は自爆によるものとの見方を示している。地元テレビによると、武装グループは最大14人だという。

今回死亡した6人は、警察官3人と民間人3人。現地メディアは、オランダ人1人と別の外国人1人が犠牲者のなかに含まれていると報じているが、死亡したのか負傷したのかについては、現時点では不明。

警察当局は、武装グループのうち4人を殺害したと発表している。