空港内にワニ出現、飼い主が放置か 米シカゴ / 2013年11月 4日

空港内にワニ出現、飼い主が放置か 米シカゴ

シカゴのオヘア国際空港でこのほど、小型のワニが見つかり、職員に捕獲される騒ぎがあった。

ワニは体長約46センチ。空港ターミナルのエスカレーターの下にいるのを乗客が発見して巡回中の警備員に知らせた。空港職員がほうきとちり取りを使って捕獲し、警察を通してシカゴ爬虫(はちゅう)両生類協会に引き渡した。

同協会の専門家は「幼い子どもがおもちゃと間違えて拾い上げたりしたら、大変なことになっていたかもしれない」と話す。

どうして空港に入り込んだのかは不明だが、ツイッターには同日、ワニを持った男性の画像が掲載された。体表の斑紋から、空港で見つかったのと同じワニとみられる。男性はオヘア国際空港行きの電車に乗っていたという。腕の入れ墨などを手掛かりに、当局が行方を追っている。

警備員は「ワニは手荷物検査を通過できないと分かって、飼い主がその場で放したのではないか」と話す。

ワニは十分なえさを与えられていなかったためか発育不良で、数カ月治療を受けてから爬虫類園に送られる見通しだ。