英スコットランドの主要2空港、全身透視スキャンを導入 / 2012年9月 2日

英スコットランドの主要2空港、全身透視スキャンを導入

英スコットランドの主要都市、エディンバラとグラスゴーの空港で、一部の搭乗客を対象に全身透視スキャナーによる身体検査が1日から開始される。全身透視スキャンは、衣服の下に隠された危険物を金属・非金属にかかわらず発見するための新技術。

英国放送協会によれば、スキャンの対象者は無作為に選ばれるほか、保安上の警戒が必要と判断された場合にも実施される。対象となった乗客へのスキャンは必須で、拒否すれば飛行機への搭乗ができない。

全身スキャンの導入は、2009年12月25日に起きた米デトロイト行きノースウエスト航空253便の爆破未遂事件を受け、英政府が行った航空安全基準の見直しの一環として行われた。ヒースローとマンチェスターの両空港では2010年2月に導入されている。