全日空、新シートの導入路線拡大、機内食などサービス刷新も
全日空(NH)は12月以降、ニューヨーク、ロンドン、フランクフルトの各路線で導入しているボーイングB777-300ER型機の新シートを、成田発着のサンフランシスコ線とロサンゼルス線にも順次投入する計画だ。これにより、ビジネスクラスでは座席を互い違いに配置することで全座席から通路に出やすくした「ANA BUSINESS STAGGERED(スタッガードシート)」、エコノミークラスでは後部座席を気にせずにリクライニングできる「Fixed Back Shell」シートを利用できるようになる。
また、国際線の短距離路線でも、日本/香港線、マニラ線に続き、中国線、台湾線および仁川線を除く韓国路線で新サービスを開始。ビジネスクラスの食事では、一部路線を除いて従来の和洋折衷スタイルを廃し、和食と洋食の2種類を設定。和食は会席料理、洋食はコース料理とした。エコノミークラスでは、長距離路線で提供中の「J-menu」を用意する。
なお国内線でも、12月1日にプレミアムクラスの食事「匠味」をリニューアル。新たに5軒のレストランに監修を依頼しており、例えば羽田発の和食は西麻布の「ラ・ボンバンス」、洋食は広尾の「二期倶楽部」が監修。このほか、伊丹発では有馬の料亭旅館「欽山」、千歳発では札幌の「温味」、福岡発では福岡の「味 竹林」を取り入れる。