1ドル=79円18銭まで円が急騰 / 2011年7月12日

急激な円高4か月ぶり水準

ヨーロッパの財政問題への不安が拡大していることを受け、海外市場で円高が加速し、一時1ドル=79円18銭とおよそ4か月ぶりの高値を記録しました。

 12日の東京外国為替市場では、ヨーロッパの財政危機がギリシャからイタリアなどにも波及するとの見方が広がったことに加え、アメリカの景気の先行きに対する不透明感も強まったことから、安全資産とされる円を買う動きが拡大。1円近く円高が進み、1ドル=80円台を割り込んで取引を終えました。

 この流れを受けたロンドン外国為替市場では、一時1ドル=79円18銭まで円が急騰し、東日本大震災直後の急激な円高を抑えるために協調介入に踏み切った3月18日以来、およそ4か月ぶりの円高水準となりました。