町家風特急で京都観光を 阪急が「京とれいん」 / 2011年2月22日

阪急が新型特急「京とれいん」 町家をイメージ

乗ればそこはもう嵐山 3月19日から阪急が梅田直通電車

阪急電鉄は、京都の町家風の内装にした特急電車「京とれいん」(6両編成)を、3月19日から京都線で運行する。旅気分を盛り上げ、兵庫や大阪、海外などから観光客を呼び込む狙いという。

車体に扇柄のラッピングを施し、3、4両目を町家風に改造。座席に畳の素材や木材を用い、格子状の飾りも施した。壁には和紙ポスターを張る。残る車両の座席も「京唐紙」を題材にしたデザインにする。4カ国語(日・英・中・韓)の案内放送も実施する。

運行は土・休日限定で、「快速特急」として3月19日?5月8日は梅田‐嵐山間を1日1往復、5月14日からは梅田‐河原町間を同4往復する。平日は貸し切り列車として利用を受け付ける。

 また「京とれいん」とは別に、神戸線経由で高速神戸‐嵐山間、今津・神戸線経由で宝塚‐嵐山間を結ぶ直通特急も、3月19日?5月15日の土・休日に1日1往復運行させる。