国内空港の保安検査場を座ったまま通過できる「木製の車いす」、JALが全国空港に配備へ / 2017年7月14日

日本航空(JAL)は福祉機器メーカーの共和コーポレーションと、木製の車いすを共同開発した。今後、日本国内の空港に順次導入する。

開発した車いすは主要パーツに白樺の木、留め具に樹脂を採用。完全な非金属製のため車いすは金属探知機に反応せず、車いすを利用したまま保安検査場を通過できるようにした。JALはこれまでも、世界初の非金属性竹製車いすを一部空港に導入していたが、今回の木製車いすはより多くの空港に配備できるようになるという。

初回導入台数は80台。2018年度までに約250台を順次、全国の空港に配備する予定。ただし、羽田空港国際線ターミナルでは、就航する各社共通の車いすを使用する。