北陸新幹線全ルート確定、京都?新大阪間は「南回り」 / 2017年3月16日

 北陸新幹線の京都から新大阪までのルートが京都府の京田辺市付近を通る「南回り」に正式決定し、計画から40年余りですべてのルートが確定しました。

 15日に行われた与党の会議で、北陸新幹線の京都から新大阪までのルートは、東海道新幹線の南側を通り、京都府の京田辺市付近に新しい駅を設置する「南回り」で最終決定しました。これにより、福井県の敦賀より西のルートは、小浜から京都に南下し、京田辺市の松井山手付近を通って新大阪までを結ぶルートとなります。

 北陸新幹線は、1973年の整備計画の決定から40年余りで全てのルートが確定しました。延伸ルート沿いの自治体からは、早期の全線開業を求める声が高まっていますが、2兆円を超える建設費の財源確保が今後の課題となっています。