中国・北京で「赤色警報」 300超の航空便が欠航するなど影響広がる / 2016年12月21日

 大気汚染の警報では最高レベルとなる、「赤色警報」が出ている中国・北京では、300を超える航空便が欠航するなど、影響が広がっている。

 北京市では、16日から「赤色警報」が発令されていて、20日は町中が白い霧に包まれ、大気汚染物質のPM2.5の数値が、日本の環境基準の10倍を超えた。

 北京空港では一時、視界が200メートルを下回り、20日夕方までに359便が欠航し、日本便を含む200以上の便が遅延している。

 「赤色警報」を受けて、北京では、車のナンバーによる車両の通行規制を行ったり、日本人学校を含む小中学校で臨時休校が続いている。警報は、21日までの予定となっている。