関西空港で働く16人がはしかに集団感染 / 2016年9月 1日

 関西空港で働く男女16人がはしかに集団感染していたことがわかりました。8月14日に千葉市でコンサートに参加し、その後、はしかと診断された別の男性も関西空港で感染した可能性があるということです。

 厚生労働省などによりますと、はしかに感染していたのは、関西空港で働く20代から30代の男女16人です。はしかを巡っては、8月14日、千葉市の幕張メッセで開催されたコンサートに参加した男性が感染していたことがわかっていますが、この男性も7月下旬に関西空港を利用したときに感染した可能性があるということです。

 このコンサートでは、ほかに参加した2人についても新たにはしかに感染したことが分かりました。

 「関空を経由した人であったり、幕張のコンサートに行った方、もし熱が出たりした人がいたら、なるべく早く医療機関に行ってください」(麻しん排除認定会議 岡部信彦座長)

 厚労省は関西空港やコンサートに行った人に対し注意を呼びかけるとともに、はしかの予防接種をしていない人は、できるだけ早くワクチンを打って欲しいと呼びかけています。