寒さ厳しく、にぎわい熱く 北野天満宮で初天神 / 2012年1月25日

寒さ厳しく、にぎわい熱く 北野天満宮で初天神

 京都市上京区の北野天満宮で25日、今年最初の縁日「初天神」が開かれた。この日朝は、南丹市美山町で氷点下5・5度、福知山市で同3・5度とこの冬の最低気温を記録(京都地方気象台調べ)。京都市内も同1・0度と冷え込んだが、境内は大勢の参拝者や買い物客でにぎわった。

 祭神で学問の神様として知られる菅原道真の誕生日と命日にちなみ、毎月25日は縁日として境内に約千店が並ぶ。年末の終(しま)い天神と年始の初天神は、受験シーズンと重なり多くの人出がある。

 梅の花が咲き始めた境内には、骨董(こっとう)品や古着、盆栽などがびっしりと並び、湯気にひかれておでんなどを買う人も目立った。

 本殿には参拝の列ができ、絵馬掛所では志望校合格や資格取得を願う絵馬を書き、手を合わせる姿が見られた。